ノガッチさん



















「レコダイ」
"ノガッチさん"のレコード・CD・DVDの購入記録





Marvin Gaye & Tammi Terrell / The Complete Duets































        Char / 1st Album

@音楽に関するメッセージ
 以前に聴いていた音楽を聴くと、当時の事が光りや匂いも含めて思い出される。
 音楽はタイムマシーンですね。


A好きなミュージシャン
 列挙しきれません

B好きな楽器
 テク丸出しドラム、カッティングギター、チョッパーベース

C趣味
 音楽鑑賞、読書、飲酒、睡眠

D好きな風景
 ビーチで21才の長髪の娘が沖合いのサーファーを見つめながら、
 濡れたビキニのパンツの尻を両手の人差し指で直している風景


Eあなたにとっての名盤
ダン・ペン&スプーナー・オールダム/「ライブ」(1999年)
 日本公演は素晴らしかった!
 ただ、一番の有名曲”Dark End Of The Street”の時に一人、
 手拍子を始めた激バカがいました。手拍子ヤメローッ!と怒鳴りたかったのですが、
 それではますます演奏の邪魔になってしまうし...
 さすがにそのバカも曲の最後までは手拍子を続けなかったけど、
 ホント、あのヤローは殺したろか、と思いました。
 実は来日公演の前にサンフランシスコでこのライブを見たのです。
 ニック・ロウの前座出演で、300人くらい入りそうなクラブで
 客はわずかに30人くらい(ニック・ロウの時は満員)。
 演奏の前後にはバーでフツーに飲んでいたので声をかけたかったのですが、
 内気なワタシにはできませんでした。
 「こんなライブはゼッタイ日本では見られまい」と思って鼻高々だったので
 来日の知らせにはちょっとサミシかったです。
 実際のライブの方がこのCDよりも声が出ていたと思います。


Marvin Gaye & Tammi Terrell / 「Ain’t No Mountain High Enough」(1967年)
 ワタシが世界一好きな曲です。愛の崇高さに打ちフルエて泣きながら踊れます。
 この曲にめぐり合う前、ワタシは”What’s Going On”や”Sexual Healing”しか聞いたことが
 なかったので、この曲で初めてマーヴィンのシャウト・躍動感・男らしさ、
 そして歌手としての偉大さを知りました。
 この曲はいろんな編集アルバムで聞けますが、
 この二人のデュエット全曲集の2枚組CDというのが良さそうです。
 ダイアナ・ロスもこの曲をテンポを落としてカバーしています。
 そのバージョンを最初に聞いた時はなんだかオドロオドロしいなと思ったのでですが、
 慣れるとこれまた豪華絢爛江戸大奥物語新宿コマ劇場公演!みたいな感じでトテモ良いです。

Eric Clapton / 「One More Car, One More Rider Live in L.A. 2001」(DVD)(2002年)
 ワタシが世界で2番目に好きな曲が”Badge”。
 この曲、ブレイクからアルペジオ〜泣きのギターソロ、という展開ですが、
 このツアーではギターじゃなくてシンセソロ。それが良かった!
 マウスコントローラーというのでしょうか、そういう物を口にくわえてシンセソロを弾くのは
 黒人のデビッド・サンシャスで売れっ子のスタジオミュージシャンだそうです。
 このヒトはレイラではギターを持ち、クラプトンに代わってそのリフを弾くという掟破りの大技も
 繰り出しておりました。このライブ、CDも出ていますがどうせならDVDでどうぞ。
 ちなみに世界で3番目に好きな曲は決めきれません。


Char/ ファースト (1976年)
 Charはジミヘン系のロックギタリストとしては世界一です。
 (ジミヘン系の「ブルース」ギタリストならばNo.1はスティーヴィー・レイ・ヴォーンかな)
 このアルバムに収録された名曲といえば普通は”Smoky”を指すでしょうが、
 個人的には「空模様のかげんが悪くなる前に」と「朝」というラス2曲です。
 「空模様...」には「♪旅先で訪ねた民家の玄関に...♪」という歌詞(作詞:NSPの天野滋)
 があり、フツーそんなことするかどうかはさておき、ギターソロは泣けます。
 後者は終盤の繰り返し部分に佐藤準のpが入ってきてサワヤカで大好きですが、
 これって何かのパクリでしょうか?
 「空模様...」も演っているデビュー20周年記念の武道館ライブのCD&DVDもオススメです。
 ベースはなんとポール・ジャクソン(元ヘッドハンターズ)です。
 ただCharが相当信頼を置いているらしいJim Copleyのドラムはなんだかセカセカして、
 大きなグルーヴが無くてワタシは好きになれません。
 このファーストアルバムのドラマーもCharは大のお気に入りだそうですが
 ワタシにはスットコドッコイに聞こえます。(”I’ve Tried”でのリードボーカルはグー)
 どうもCharのドラマーの好みはワタシと決定的に異なるようで。


カシオペア/「サンダーライブ」(1980年)
 ところがそのCharが1998年の”Let It Blow”で起用したドラマーは神保彰。
 これはかっこいいッス。その神保彰が衝撃的なデビューを果たしたのがこのアルバム。
 当時のバンド小僧に与えた衝撃といったらありませんでした。
 ワタシにとって日本人の3大ドラマーは神保彰、東原力哉と歌伴の時のポンタです。
 (最近は若くてイキの良いドラマーもたくさんいるそうですが、良く知らないので)
 しかし最近の神保彰は痩せちゃってクスリでもやってるんちゃうか?というような人相ですね。


松原正樹/「HUMARHYTHM LIVE」(2003年)
 ここ数年来、こんなに聴きこんだアルバムもない、というのがこのライブ2枚組。
 会社で単調な仕事をしている時にこれをヘッドホンで聴いていると、
 ギターソロで盛りあがってきてしまい、
 イェ〜イ!とか叫び出したくなるのを抑えるのに苦労しました。
 表題曲の”Humarhythm”は日本フュージョンシーンに燦然と輝く大名曲です。
 この人の歌心にあふれ、泣ける&スリリングなギターは万歳モンです。
 日本のスタジオシーンに松原正樹がいることの幸せを我々は感謝すべきだと思います。
 ただし、AOSISとかいう「スムーズ・ジャズ」中心のレーベルから出しているCDは
 内容がやはりスムーズ・ジャズなので退屈。松原正樹が気に入ったら大村憲司もぜひ。


Weather Report / 「8:30」(1979年)
 カシオペア、松原正樹、とフュージョン系の人が出てきたついでに言わせて頂くと、
 フュージョンの大名盤はコレ。
 1曲目の”Black Market”はフュージョン音楽の到達点だと思います。
 ジャコとピーター・アースキンがつむぎ出す有機的でブットいリズムの上で
 ザビヌルのユートピアちっくなシンセが踊る。リズム&ハーモニー、即興&アレンジの極致です。
 ただdsがオマー・ハキムだったらもっとダイナミックだったのでは、と思います。


Bruford / 「One Of A Kind」(1979年)
 さらについでに言わせてもらうと、
 「フュージョン」というジャンルとはチト違う「ジャズロック」の名盤がコレ。
 曲良し、ホールズワースのソロもいつも通り良しです。


Joe Walsh / 「But Seriously Folks」(1978年)
 イーグルスの東京ドーム公演に行ってこのアルバムのことを思い出しました。
 ジョー・ウォルシュがイーグルス参加後の1978年に発表したウェストコーストロックの名盤。
 邦題は「ロスからの蒼い風」。
 ジョー・ウォルシュには”Life In The Fast Lane”のようなハード路線もありますが、
 ワタシの好きなのは”Pretty Maids In A Row”や”In The City”のようなメロー路線。
 このアルバムは基本的にメロー路線で、
 ベストトラックはACの”At The Station”。
 (ヒット曲”Life’s Been Good To Me”はややハード路線)
 1991年リリースの”Ordinary Average Guy”には
 ”All Of A Sudden”というメローな良い曲が入っています。


Journey / 「Escape」 (1981年)
 ロックの名盤多々あれど、産業ロックならばこれが金字塔!産業ロック、ワタシ大好きです。
 このアルバムは4曲ものシングルヒットが出ました。
 冒頭の3曲がサイコーですが、AAの”Stone in Love”が個人ベスト。
 過ぎ去りし青春の日々を思い起こして泣けます。
 この前のアルバムに入っている「お気に召すまま」もこれまた超名曲(邦題もグー)。
 ちなみに
 
全米TOP40研究読本-70年代ポップスのすべて」(ポップス中毒の会(著)、学陽書房、絶版)
 に収録の
産業ロックに愛の手を」はめちゃ笑えますし、
 そこに掲載されているスティーブ・ペリーの写真は
 「ろくろ首」に見えるように修正したとしか思えないブキミなものです。
 古本屋で探す価値大です。


山下達郎/「メロディーズ」(1983年)など
 日本のポップス史上、ナンバーワンの大名曲は
 このアルバムに入っている「クリスマス・イヴ」でしょう。
 この曲をバックに牧瀬理穂が走る
 1989年のJR東海「シンデレラエクスプレス」のCMが良かったですね。
 他にも「青い目のジョディ」「Guess I’m Dumb」「メリー・ゴーラウンド」など良い曲多数です。
 前々作の「ライド・オン・タイム」と前作の「フォー・ユー」とこれを合わせて
 タツローのベスト3部作だと思います。
 また「フォー・ユー」は
 吉田美奈子の「モンスター・イン・タウン」とゼッタイ表裏の関係にあると思います。
 この2枚は曲調がバッチリ対応関係にあり、
 前者のA@”Sparkle”は
 「夏!ビーチ!」というアウトドアな感じの明るいファンキーナムバーなのに対して、
 後者のA@”Town”は
 「街!孤独!」という密室的で暗〜いドファンクという具合で、
 以降の曲も皆、タツロー=陽、美奈子=陰、という感じで対応してます。
 この”Town”のイントロを聴いた時はブットんで、
 リアルタイムで聴いていなかったことを悔やみました。ホント、カッコイイファンクです。


<04・11・13>